老婆の嘆き

アフリカのお話
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診療所に老婆がやってきた

老婆はやつれていた

「誰もいなくなった」と老婆は言った

私が、首をかしげると

「子ども5人は、いなくなった」

老婆は溜息をつくと

「子どもは、みんなエイズで死んだ」

私は絶句した

「今は、孫と暮らしている」

私は、生活費のことを聞く勇気はなかった

私は、老婆に少しのお金、イワシの缶詰と米を準備した

その翌年(2006年)から、エイズの薬(ARV)の治療が無料で始まった

老婆の子どもたちが、もう一年長く生きてくれていたらと悔やんだ

時々思う

あの老婆はどうしているだろうか

大きくなった孫たちに囲まれて幸せな老後を送っていると信じている

追記

 敬老の日が近くなり、高齢者に関する記事が増えてきた。高齢者が幸せな日々を送って欲しいと願う。

***

アフリカ友の会サポーター

AVEC AFRIQUE

オンラインショップの運営やnote配信などアフリカ友の会広報を行なっています。

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