差し入れ

アフリカのお話
スポンサーリンク

台風19号は甚大な被害をもたらした

その被害状況を見ると心が痛む

スーパーでは、売り切れの食料品が続出したようだ

私は、飲料水の確保を優先した

アフリカでは、再三内戦を経験した

突然、銃声がし、自宅待機となる

内戦が多い国なので

緊急事態に備える準備はいつもしていた

しかし、一週間以上の自宅待機になると

インスタントの食事だけでは疲れてくる

野菜や果物が食べたくなる

内戦時に贅沢は言えない

満足に食べられない人々はたくさんいる筈だ

職員のシモンが訪ねてきた

彼の家族に何かあったのかとヒヤリとした

「近くのパン屋がオープンしていたので差し入れです」

2本のバゲットと一房のバナナも添えてあった

「ここまでどうして来たの」

「歩行者が狙われることはないです。

兵隊から何回か身分証明書の提示を要求されただけです」

「歩いてどれだけかかったの」

「一時間半程度です」彼は清々しく笑った

暖かいバゲットとバナナを食べながら

まだまだ、自宅待機はできると思った

私は、シモンの差し入れを決して忘れることはない

その後、シモンは、国連の職員になった

彼のような思いやりのある人が

国連で働いていることに私は安堵する

***

アフリカ友の会サポーター

AVEC AFRIQUE

オンラインショップの運営やnote配信などアフリカ友の会広報を行なっています。

アフリカのお話
スポンサーリンク
シェアする
mizukoをフォローする
アフリカ・フランソワーズの部屋

コメント

タイトルとURLをコピーしました